モンゴル国立大学より名誉博士の称号

遺跡の歯から古代人の遺伝子を研究し、モンゴル大学に於いての称号授与式に出席しました。


近くの白滝というところでは旧石器時代の石器が出土しました。私の故郷の潮見というところは海抜90〜100mの高台で、畑の中から昔の土器や黒曜石で造ったナイフなどが、ゴロゴロ出てきて、祖母がその処理に困り、井戸に捨てたと聞いていた。東モンゴルの発掘品の年代測定、遺伝子の検定をしたところ、この遺跡は匈奴時代をさかのぼるもので、今まではトルコ系、中国系、フィンランド系、モンゴル系など、諸説ありましたが、今回の結果から、モンゴル民族の先祖であることが判明しました。


今回の発掘品はC14 測定より、B.C1,000〜1,400年の物で青銅器時代に相当することが判りました。遺伝子的には、現代人に一致する人種はいませんが、トゥバ人(ソヨン人)に相当するということが判りました。従来いわれていた匈奴時代は1,000年以上さかのぼると思われます。


今回の研究からモンゴル人の歴史を掘り下げることとなり、モンゴル人のアイデンティティーを確立することに寄与することとなりました。それらの研究から5月2日、モンゴル国立大学考古人類学の名誉博士の称号を授与されました。古い歴史の追及に新しい知識とテクノロジーを使って、未知なる世界の扉を一つずつ開けていくというチャンスを頂き、モンゴルの人々の為、考古学、人類学の発展にお役にたてた事を私はうれしく思います。


モンゴル国立大学社会学研究科の名誉教授称号を頂ける事は大変名誉なことであり、また責任を感じざるを得ません。学長先生をご紹介いただいたペマ先生にお礼を申し上げます。また、通訳のニンジンさん、アリアンゲルさん、トゥメン教授の研究生のツォーギーさん、遺伝子の検出をして頂いたパリノ・サ−ヴェイの橋本氏、日本考古学のアドバイスをいただいた多摩市の坂本彰氏にもご協力頂いたことを感謝申し上げます。


大作武彦

お問い合せ:九重矯正歯科(042)385-5982/九重歯科多摩センター(042)373-5981